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lastupdate 2005/06/25


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 みんな知っているとは思いますけど、任天堂が開発した、カッコイイ玩具のこと。
まずは、その素晴らしい容姿!
正面から見える「覗き窓(バーチャルウィンドウ)」は、覗かずにはいられません!
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覗き窓のまわりに付いている「覗かれ防止装置(アイシェード)」はゲームをやっている最中他の人に見られるのを防ぐだけでなく外からの光を遮断してより一層画面を見やすくしてくれます。

そして親切設定がもう一つ!
なんと メガネを着けたままでもできてしまうというすぐれ物です。

そして色!
本体の色も赤くて黒くてなんとも渋い仕上がりに出来ています。
いくらゲーム画面が赤と黒しか使ってないからって本体までそうすることもないのに、なぜか赤と黒。でもカッコイイ・・

ゲーム雑誌でバーチャルボーイの始めて目にした記事が、ゲームボーイが立体画面になり、しかもサングラスのような形になるというものだった。しかも発売直前の記事では、映像は液晶表示ではなく、角膜に直接描画されるというとてつもないマシンであるとの予想記事だった。
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 - 知られざるその本体 -
CPU V810(32bit RISC)(PC-FXと同じ)
Sound PSG(PC-FXと同じ)
画面 約16:9(ワイドテレビ並み)
電源 電池(単3アルカリ乾電池6本で約7時間)
ACアダプタタップによるコンセントからの供給
大きさ 本体=幅217×奥行き254×高さ110mm(脚部を除く)
重さ 760g
【サウンド】
・PCMの再生は一応可能ですが、ロム容量の問題や再生時にかかるCPUへの負荷のため、
 一言しゃべる程度にしか使用されていません。(再生時には画面動かせません…。)

・このご時世にPSG音源 (※でも、そのご時世にPC-FXもPSG音源搭載してましたけど。)
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【画 面】

*写真は起動画面の一部
・当たり前ですが、ビデオアウトはありません。ビデオアウトがある特別な匡体があり
 (多分、営業用。デバッガにはなかったかも)

・PAL仕様のモニターにのみ出力する事が可能。
・指定のメガネをかけると、モニターアウトの状態でも3D効果が得られるらしいです。
・グラフィックは、画面の表示色は赤と黒のモノクロで4色。

【電 源】
バーチャルボーイの電池はコントローラーにあります。(電池部分のみ着脱可)
そのため多少重量がありますが、別売りの「ACアダプタータップ」を購入すれば電池が不要なうえ軽くなります。

<ACアダプタータップ>
機能としては、今まで単三乾電池6本使わなくてはいけませんでしたが、その電池ボックスをACアダプタタップと差し替えると、そしてファミコン、スーファミで使ってたアダプタが使えるようになり、電池切れでうんざりすることがなくなるのです。
電源スイッチはコントローラーの中央に付いています。これによりコントローラーから手を離さずにON・OFFができます。
しかし音量のボリューム調節は本体側に・・・。
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【コントローラー】
まず驚くのは十字キーが二つ付いていること、実際私がプレイしたことのあるゲームの中では一度も使ったことがありませんでした。それ以外のボタンはゲームボーイとほぼ同じです。
裏側には「L,R」ボタンがあります。

あと持ちやすいようにグリップがついていたりと長時間持っていても手が疲れません。

【インターフェイス】
右側は、コントローラーを挿す「CONTROLLR」ポート。
左側は、通信対戦をするときの「PLAERLINK」ポートです。
写真には写っていませんがヘッドホーンの端子もあります。
 - カートリッジ -
・大きさは丁度64DDのディスクより少し小さく、厚さはZIPディスクぐらい。
・もちろん簡単に分解ができないように2つの特殊なネジを使っています。
カセットはスーファミ・ファミコン・N64と違い端子部分が露出していません。
無数の小さな穴が空いています。これなら接触不良が可能性はまずないでしょう。
その代わり万が一ゴミが入った場合は取り除くのに苦労しそうです。
これは本体側のカートリッジの挿入口です。ゲームボーイと違って挿すときに力があまり要りません。
取り出すときはそのまま引き抜きます。

 - バーチャルボーイ敗因の原因 -

■本体価格が定価15000円。最終的には99%引きぐらいになりましたけど。。。。
※モニターを2つ(右目と左目で1つずつ)実装しているだけで、かなりコストがかかっていると思われるので、仕方ないような感じがします。

■32bitゲーム機なのにモノクロ、だからコストが・・(以下省略
■プレイする時の姿勢が限定される。寝ながらとか歩きながらのプレイができない。
■目に悪い。ソフトのパッケージの裏には「目の成長期にある0才から6才までは、使用をご遠慮ください」と書いてある。
  実際本体を立ち上げるたびに一時間おきに休憩をいれるかどうかを聞いてきます。

■敗因はハード側の問題だけでなく、ソフト側にもかなりあったように思います。
 (もちろん、ハードにビジネス面での魅力がなければ、いいソフトが出てきようもない事も確かですが…。)

■さらに、『立体視できるマシンならではのソフトがあまり出てこなかった』というツラい現実もあったようです。



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